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知っているつもりの沐浴!しっかりと理解しましょう

新生児の入浴を沐浴といいます。新生児といえば、基本的には、家の中でその生活の大半を眠って過ごすため、入浴させる必要はないと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。身体の状態を見るためにも必要なことなのです。裸にすることで、身体に異常がないか等を見てあげることもできますので、重要な意味を持ちます。

沐浴する時間帯については、新生児にも生活のリズムをつくってあげるために、毎日同じ時間にするように心掛けましょう。また、沐浴にかける時間は、着替えの時間も含めて15分くらいにすることも大切です。新生児は、大人と比較した場合に体温調節がうまくできないため、あまり時間をかえない方が良いからです。大人の入浴とは異なりますので注意が必要です。そのため、着替えやガーゼ、オムツに綿棒などの必要なものはあらかじめしっかりと用意しておく必要性があります。

実際の沐浴では、注意点として、新生児の耳の中には水が入らないようにしてあげることです。抱きあげる際には左手でしっかりと頭を抱えてあげてください。ママやパパの親指と中指を使ってしっかりと新生児の耳をおさえてあげ、手のひらで頭全体を支えてあげてください。右手はお尻の下におき、抱きかかえます。

お湯に入れる際には、新生児の足からゆっくりと入れることがポイントです。身体がお湯の中に入ったところでお尻の下においていた右手を外します。お湯の温度は38度前後が良いとされます。あまり、高温になり過ぎないように注意しましょう。いきなりお湯に入れても基本的には、問題ありませんが、心配な場合にはビニールシートなどを敷き、その上で身体を洗ってからお湯に入れてあげる方法でもオッケーです。

お湯に入れてあげたら、顔からガーゼを使って洗います。目を洗う際には要注意、目に水が入らないように気をつけます。頭を洗う時には、爪が立たないように細心の注意が必要です。指のはらを使って洗ってあげてください。頭の次は、首、脇、手のひらと徐々に頭から遠ざかっていき、一番最後に洗うのが股になります。背中を洗う際には、まだ首が座っていませんので、ママやパパの腕に腹ばいにさせてうつ伏せの状態で洗ってあげます。それぞれの部位を洗って、そのたびごとにガーゼを使って流してあげることが大切です。

身体を洗った後には、もう一度お湯で身体を温めるようにしましょう。温まったら用意しておいたバスタオルで全身をくるむようにして拭いてあげてください。

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