沐浴の流れ

沐浴とは、約生後1か月までの赤ちゃんを、ベビーバスなどで体をきれいに洗うことをいいます。まだ小さな赤ちゃんの世話は緊張することもありますが、ポイントを押さえておけば怖がる必要はありません。沐浴の流れについて紹介します。

1.沐浴前の準備

まず初めに、必要物品とお湯の準備をします。必要なものはベビーバスや桶、上がり湯用の手桶とお湯、赤ちゃん用の石鹸やボディソープと沐浴後に必要な沐浴ガーゼ、バスタオル、新しいオムツ、着替えです。着替えはすべて広げて、袖などをすぐに通せる状態に重ねておきます。
その上に広げたオムツを置き、湯上り用のバスタオルを乗せておけばスムーズです。物品の準備ができたらベビーバスにお湯を張ります。お湯の温度は38度前後にしましょう。温度計を使うと安心です。赤ちゃんを入れる前には必ず自分の腕の内側で直接お湯の温度を確認しましょう。

2.赤ちゃんを脱がせていよいよ沐浴へ

まず、赤ちゃんの服を脱がせて裸にします。オムツを外したときに汚れているようならおしりふきで簡単に汚れを落としておきましょう。赤ちゃんの胸に乾いたガーゼをかけます。

赤ちゃんは急に裸にされるとびっくりして泣いてしまうことがあります。ガーゼや軽いタオルをかけておくと安心です。赤ちゃんの首の下から腕を入れ、手のひら・手首でしっかりと首を支えて抱きます。親指と薬指を赤ちゃんの左右の耳に外側から押さえるように当て、お湯が入らないようにします。

3.足からゆっくりとお湯に

そして赤ちゃんの足からゆっくりとお湯につけます。胸にかけたガーゼの上から手ですくって優しくかけ湯をします。最初は顔から洗います。お湯でしぼったガーゼで、まず赤ちゃんの目元から目尻にかけて拭きます。額、頬、口周り、鼻先とガーゼの面を変えながら拭きます。

4.髪の毛から順番に

次に髪の毛を洗います。泡立当てた石鹸で頭全体を洗い、お湯をかけてすすぎましょう。その後、手や指に泡立てた石鹸をつけながら、赤ちゃんの首の下、腕、脇の下、股間、足を洗っていきます。関節や脇の下などは汚れもたまりやすいので注意しましょう。胸やお腹も手のひらで洗います。前側が洗えたら、赤ちゃんの向きを変えます。赤ちゃんの脇と首を腕で支えながらうつ伏せにして抱き、背中とお尻を洗います。

5.上がり湯

すべて洗い終えたら、準備しておいた手桶と新しいお湯で上がり湯をします。この時も勢いよくお湯をかけないように注意してください。赤ちゃんをバスタオルの上に寝かせ、お湯を拭き取ります。バスタオルをずらして保湿クリームなどを手早く塗り、新しいオムツを当てます。濡れたバスタオルを外して服を着せます。臍の消毒などの処置があれば一緒に行います。

どの手順の際も赤ちゃんと目を合わせながら、声をかけることを忘れないようにしましょう。しっかりと準備しておけば、沐浴も赤ちゃんとお母さんのリラックスした時間になります。

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