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遠慮しないで手をかりて!頼りになる先生がたくさんいます

みんなの沐浴体験レビュー

はじめての出産のあと、息子を抱いてわが家に帰ったとき、もう不安しかありませんでした。
私は早くに母を亡くしており、母親代わりに育ててくれた祖母も高齢で遠くに住んでいたので頼れません。

幸い夫の実家が車で15分ほどの距離にありました。舅も姑もとても初孫を楽しみにしてくれ、世話をさせてくれと何度も申し出てくれるほどでしたので、ありがたく助けてもらうことにしました。
さらに、夫の妹がなにかと準備を整えてくれました。なんと彼女はベビー衣料の販売員をしていたのです。何年も出産準備のお手伝いをしていた経験から、いいアドバイスをいくつもくれました。
「この家にはシャワー洗面台があるからとりあえずベビーバスはいらない。洗面台の脇には、赤ちゃんの身支度をする台を作って、バスタオルを敷いておくと楽よ。ガーゼは何枚あっても重宝だから買い足してあげる。石鹸じゃなくて赤ちゃん用の沐浴材とシャンプー、湯温計がいるね。綿棒も赤ちゃん用の細いのにしましょう。それと冬だから、洗面所にストーブを持ち込んで赤ちゃんが寒くないようにするといいわよ」

不安からなんでもかんでも買ってしまおうとする私に、姑も義妹も最低限でいいよと笑っていました。それになんといっても欲しければすぐ買える人がいてくれるのですから。
さすがに二人の子育てをしただけあって、姑の赤ちゃんの扱いは素晴らしいものでした。初めのうち、私はもっぱら横で見るだけです。まだこのころは肌着を脱がせるのにもまごまごしていたのです。

そのうち姑に見てもらいながら、私も沐浴をさせるようになりました。「なにも怖いことはないのよ」と言ってもらっても、やっぱり怖かったのを覚えています。
赤ちゃんの着替え用の台は夫が作ってくれました。これは本当に重宝しました。まだふにゃふにゃしている赤ちゃんをお湯からあげて、ちょっと寝ていてもらうのです。タオルを敷いておけばその場で体を拭いて、おむつと肌着を着せてしまうことができます。床にクーハンを置いても良かったのですが、洗面台と同じ高さの着替え台は楽ちんでした。

シャワー付き洗面台も、生後3か月くらいまで毎日使いました。これから家を探す人なら、大きめのボウルのものがおすすめです。
いろいろとグッズも買いたくなりますが、どうしても赤ちゃん専用で買うのは沐浴材とシャンプー、綿棒に、無ければ湯温計です。ガーゼは普通のガーゼハンカチでもいいですし、バスタオルも新しいものを赤ちゃん専用としておけばいいだけです。

でも、なにより気楽に手を貸してくれる人の存在がいちばんありがたいと思いました。ほぼ毎日通ってくれて、姑には申し訳ないと思いましたが、義妹が「赤ちゃんのお世話をしたいのだから、やらせてあげて」と言ってくれました。家族が近くにいないなら、ベビー用品売り場の方に聞いてみるのもいいと思います。義妹もそうでしたが、いろいろと研修も積み、たくさんの家族の準備を見た人の意見は聞くべきものがありました。

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