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ベビーローションでの保湿って本当に必要?やり方は?

新生児期(生まれたばかり)の赤ちゃんをベビーバスなどに入れてお湯をかけ、体を綺麗にすることを「沐浴(もくよく)」といいます。

パパやママなど、大人と同じ湯船に入ることはご存知のとおり「入浴」として区別されています。赤ちゃんは排泄物やミルク、よだれや汗などで汚れてしまったり、汗をたくさんかくので沐浴をしてあげることで体や皮膚や綺麗に保ちます。

私たちが毎日シャワーや入浴するのとおなじですね。また、「湿疹」や「あせも」を防ぐためにも「沐浴」は必要です。そして気になる「沐浴後の保湿」ですが、実際に赤ちゃんの肌に乾燥が見られなければ無理に「ベビーローション(乳液)」や「ベビーオイル」などを塗って保湿してあげる必要はありません。

赤ちゃんは新陳代謝が激しく汗っかきです。汗腺も未発達で油っぽくなる時もあります。しかし、入浴後は水分が失われやすいので乾燥しがちになります。

肌トラブルが気になる場合や乾燥する季節(秋~冬季など)はなるべく保湿してあげるようにしましょう。

特に蒸し暑い季節や異常がないのに「ベビーローション」や「ベビーオイル」をぬって保湿することが湿疹・発疹・痒み・赤みなど肌トラブルの原因となることもあります。それでも「どうしても赤ちゃんの乾燥がきになる」という場合でしたら是非「ベビーローション(乳液)」を使ってマッサージと保湿をしてあげましょう。

そしてベビーローションを選ぶ際に注意したいのは成分です。

赤ちゃん用と書いていてもあまり良くない成分が入っているベビーローションも販売されていますので、肌の弱い子の場合は特に無添加のベビーローションを使用するようにしましょう。

新生児が特に蒸れたりかぶれたり、乾燥しやすいところは「おしり」や「手足」「顔」「背中」ですので、全身に塗るのが気になる方はこの部分を中心にベビーローションを手に適量(500円玉くらい)とって付け根から末端に向かって摩擦が起きないように手のひら全体でやさしくくるくると円を描くように塗ってあげましょう。

マッサージ1回につき10分から15分程度を目安とします。長すぎると赤ちゃんがぐずりだしたり、かえってストレスを与えてしまうことがあります。

注意点として、使用した部分に「発疹、赤み、かぶれ、ただれ」などの症状が出た場合はすぐに使用を中止して、皮膚科医などのお医者さんに相談しましょう。まだ言葉を話せない、思いを伝えられない新生児ですので、注意して見守ってあげましょう。

赤ちゃんのことを思っての「ベビーマッサージ」ですがお肌のトラブル改善のほかにも、ママと赤ちゃんの素肌が触れ合うことでお互いにリラックス効果が高まる副次効果も期待できます。素敵な子育てを楽しんでください。

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