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ママ&キッズ(ママアンドキッズ)ベビー全身シャンプーフレイチェ

今は3000円くらいのベビーソープも発売される時代となりましたが、一昔前はピジョンやジョンソン&ジョンソン、牛乳石鹸などの大手の低価格ベビーソープが中心となっていました。

そんな中1000円以上のちょっと高級なベビーソープの中で品質面などで有名になったのがママアンドキッズです。

そもそも、ピジョンやジョンソン&ジョンソンなどはスキンケア以外にも色々なラインナップを扱っていますし、牛乳石鹸はベビーだけを対象にしたものでもなかったので、ママと赤ちゃんだけを対象にしたスキンケアという発想は当時では新しいものだったのでしょう。

今となっては高品質ベビースキンケアブランドの代名詞的な存在となったママ&キッズですが、やっぱり多くの方に選ばれて支持される製品にはそれなりの理由があるはずです。

人気の秘訣をブランドとしてのこだわりや成分から見えてくる品質面などを解析してみたいと思います。

ママ&キッズのベビースキンケアは「胎内環境をイメージ」

胎内というのは赤ちゃんが産まれる迄の間過ごすママのお腹の中のことですが、お腹の中にいる間の赤ちゃんというのは胎脂という油に包まれていて、さらに羊水に包まれています。

この胎脂は赤ちゃんのお肌を守っているわけであり、ママ&キッズは胎脂をイメージした成分にこだわっています。

最近は「胎脂をイメージしました」というベビースキンケアが増えてきていますが、どこが先に謳いだしたかは知りませんが、「胎内環境」をコンセプトにして有名となったのはママアンドキッズで間違いないでしょう。

個人的には似たような製品を違うメーカーが作っても意味はないので、色んなメーカーで胎脂をイメージという謳い文句をされるのはあまり良いとは思えません。

メーカーにも色んな種類があって、独自発想によるこだわりを詰め込んだ新しい製品を生み出すメーカーもあれば、マネだけしてブームに乗っかるメーカーもあります。

あくまでも個人的な好みの話になりますが、前者の独自発想のメーカーが好きです。

例えば、コズグロジャパンというミネラルにこだわった製品開発をしているメーカーがあります。他にはない発想で好きですね。

オーガニックスキンケアにもパイオニア的なメーカーがあるように、元々「赤ちゃんにスキンケアが必要なの?」くらいにしか思われていなかったベビースキンケアという概念を世に広めたパイオニアはママ&キッズだと思います。

というわけで、ママ&キッズブランドは赤ちゃんのお肌のケアの大切さを世に広めてくれたメーカーなので個人的に好きなブランドです。

ママアンドキッズの公式サイトを見れば載っていることなので、簡単な説明だけにしておきますが、胎内環境を手本にしたママ&キッズのベビーソープには8種類のアミノ酸とベビーズエマルジョンという胎脂に似せた成分が配合されています。

製品開発自体も小児皮膚科医の協力を得て行っているそうです。

新生児って本当にどう扱っていいかもわからないくらい扱いに不安を覚え、石鹸とかローションとか使ってもいいものか悩んでしまうこともありますが、ママ&キッズのベビーソープは産まれてすぐの新生児から使えます。

泡タイプベビーソープなので沐浴時にも泡立てる手間がなくとても便利です。

ママ&キッズベビーソープの特徴は?

特徴に関しても公式サイトや他サイトで結構紹介されていますので、簡単にしておきます。

まず無添加へのこだわりとして、香料・着色料・パラベン・エタノール・鉱物油・石油系界面活性剤・シリコンが無添加となっています。

そして、弱酸性ベビーソープです。

赤ちゃんのお肌のことを考え低刺激処方で作られています。

例えば、アミノ酸系の洗浄成分を使ったり、アミノ酸やセラミドなどのお肌に受け入れられやすい保湿成分が使われたりしています。

だいたいこのような感じの特徴となります。

では本当に低刺激処方なのかどうか実際の成分を見て解析したいと思います。

ママアンドキッズベビーソープの成分解析

全成分は下記の通りです。

水、グリセリン、BG、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ラウロイルアスパラギン酸Na、グリコシルトレハロース、ペンチレングリコール、加水分解水添デンプン、キシリトール、トレハロース、ベタイン、ソルビトール、PCA-Na、イソステアリン酸コレステリル、コレステロール、オリーブ油、セラミド2、水添レシチン、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、アセチルヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、ポリグリセリル-4ラウリルエーテル、フェノキシエタノール

グリセリンはごくごく一般的な化粧品に使われる保湿剤です。

BGも保湿剤ですが、防腐効果があります。安全性は高いとされていますが、人によっては刺激となるようです。

ココイルグルタミン酸TEAはアミノ酸系の洗浄成分でお肌にもやさしく潤いを守りながら洗えます。

ココアンホ酢酸Naは低刺激でマイルドな洗い上がりの両性界面活性剤です。

ラウロイルアスパラギン酸Naはアミノ酸系の洗浄成分で適度な洗浄力と低刺激さが特徴です。

グリコシルトレハロースは保湿成分です。

ペンチレングリコールもBGのように抗菌作用をもち防腐効果のある保湿剤です。刺激も少ないとされる成分です。

加水分解水添デンプンはトウモロコシ由来の保湿成分です。

キシリトールは歯磨き粉やガムで有名な成分ですが、糖の一種で保湿成分として化粧品では使われます。

トレハロースもキシリトールと同じ糖の一種で保水力に優れた保湿成分です。

ベタインは砂糖大根から抽出される保湿成分です。

ソルビトールも甘味料として有名ですが、化粧品の場合は保湿成分として配合されます。

PCA-NaはNMF成分の一つです。NMFは天然保湿因子といってお肌の角層にある角質細胞を形成している成分です。保湿効果があります。

イソステアリン酸コレステリルは疑似セラミドと呼ばれる成分で保湿効果があります。
成分名にセラミドと入っていないことから分かる通り、セラミドではありません。胎脂イメージ成分です。

コレステロールといえば、健康に関するお話しでよく登場する成分ですが、普通に人の体内組織に存在している成分です。胎脂にも含まれており、胎脂をイメージして配合されています。

オリーブ油は食用としても有名な植物オイルですが保湿効果があります。

セラミド2はヒト型セラミドと呼ばれ、人のお肌に存在しているセラミドと同じ構造をしています。言わずと知れた保湿成分です。

水添レシチンは乳化剤です。レシチン自体は卵や大豆などに含まれる天然の界面活性剤であり、水添レシチンはレシチンと水素を反応させて作られた成分です。

ここからの8成分は全てアミノ酸です。

【セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン】

がアミノ酸成分となりますが、
アミノ酸は筋肉を作ったり、ダイエットに役立ったりすることで有名ですが、アミノ酸もPCA-Naと同じ様に角層細胞を形成している天然保湿因子です。当然保湿効果があります。

アセチルヒアルロン酸Naは別名スーパーヒアルロン酸と呼ばれ、通常のヒアルロン酸の2倍の保水力がある成分です。ちなみにヒアルロン酸も天然保湿因子の一つです。

ポリクオタニウム-51は別名リピジュアと呼ばれ、これもまたヒアルロン酸の倍の保湿力を持つと言われる成分です。

ポリグリセリル-4ラウリルエーテルは乳化剤。

フェノキシエタノールは防腐剤です。

全成分を見るとまず旧表示指定成分は配合されていません。

配合されている成分はどれも安全性が高いとされる成分で、新生児からベビーソープとして使えやさしく潤いを守りながらお肌の洗浄ができます。

BGやフェノキシエタノールは超敏感肌など場合によってはお肌への負担となることもあるかもっしれませんが、全体的にデリケートな赤ちゃんのお肌への負担を考慮したベビーソープとなっています。

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