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初めての方でも赤ちゃんをスムーズに沐浴させる方法

初めて新生児の沐浴をさせるという方は、いろいろ心配なことが多いと思われます。時期としては生後間もなくから抵抗力が付き始める生後1ヶ月過ぎまではベビーバスでの沐浴を行いましょう。

まず準備するものです。ベビーバス、沐浴剤、ベビーシャンプー、ベビーソープ、温度計、ガーゼ、バスタオルは必ずいるものです。ベビーバスは大きめのものと、清潔なお湯でかけ湯できるように小さめなものがあると便利です。

ベビーシャンプーやソープは泡タイプのものを使えばお肌にも優しく時間短縮にもつながります。ガーゼは赤ちゃんの胸元に置いて気持ちを落ち着かせるためのものと、顔を拭いたりするものが必要です。室温は快適に過ごせるよう25度前後にしておきましょう。夏は涼しくなった遅い時間に、冬は早い時間に入れるよう調節します。赤ちゃんが一番眠くなる夜間は避けましょう。

沐浴後、湯冷めしないよう素早く着替えさせるためにバスタオルは近くに敷いておき、その下に着替えとオムツを広げて置くと赤ちゃんを移動させることなくスムーズに済みます。赤ちゃんが気持ちよく体力も損ねず沐浴を終わらせるには10分以内が目安です。まだ首がすわっていないうちは一人で入れることが難しいのですが、ハンモック型のバス用ネットを使えば手をそっと添えるだけでも簡単に赤ちゃんを寝かせる状態にできます。沐浴剤をお湯に溶かしておけば基本石鹸は不要なのですが、夏場汗を大量にかいた後や母乳やウンチで汚れている場合は石鹸を使いましょう。

冬場でも赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗をかきやすいので、あせもや湿疹を防ぐためにも1日1回は沐浴させて清潔に保ちましょう。授乳後やミルクを飲ませた直後は吐いてしまう可能性があるので、最低1時間は空けるようにします。ベビーバスのお湯の温度は38度前後で、熱すぎないように気を付けましょう。順番はまず顔から洗い、頭、体、最後におしりを洗います。

赤ちゃんは首やわきなどシワができる部分は汚れが溜まりやすく臭くなってしまうので、丁寧に洗いましょう。手のひらや指で優しく洗うのですが、手早く洗うためのミトン型のタオルもあります。お湯からあがったら素早く水分をタオルで軽く押さえるように拭き、鼻、耳、おへその汚れを綿棒でお手入れします。普通の綿棒でもよいのですが、敏感な赤ちゃん用にオイル付き綿棒を使用するとお肌にも優しいです。乾燥して皮膚がかさついている場合はベビーローションかクリームを塗ってあげましょう。

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