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沐浴から大人と一緒のお風呂に切り替える時期

赤ちゃんの沐浴は、一般的に生後2~3日目から始めることが多いです。そこでふと疑問に感じることの中に、「沐浴はいつまで続けたらいいのか?」、「いつからママやパパと一緒のお風呂に入ることができるようになるのか?」という、沐浴を行う期間についてがあるでしょう。

生後間もない赤ちゃんが赤ちゃん専用のベビーバスを使用してお風呂に入る理由は、感染予防のためです。赤ちゃんは、お腹の中にいた頃ママから酸素や栄養素をもらうために大事な役割を果たしていた臍の緒をおへそにつけて生まれてきます。

臍の緒は、赤ちゃんのおへそについた状態で生後約1~2日で乾き、硬くて黒っぽい色になります。この臍の緒は、個人差はありますが約2週間程で自然と赤ちゃんのおへそから取れます。中にはまだ入院中の生後数日で臍の緒が取れる赤ちゃんもいます。

そしてこの臍の緒が取れた後、おへそが綺麗に乾燥している赤ちゃんもいれば、膿や軽い出血があり、かさぶたみたいになっている赤ちゃんもいます。

お風呂に入った際に、このおへそ周りから赤ちゃんの体に細菌が侵入し、感染を起こしてしまう恐れがあるということが、赤ちゃんを赤ちゃん専用のベビーバスに入れる大きな理由です。大人のお風呂は、しっかり掃除をしていても意外と細菌が多くいるものなのです。

目安は一カ月検診まで

赤ちゃんの臍の緒が取れて、おへそがしっかり乾いているのを確認するのが、赤ちゃんの一ヶ月健診です。この一ヶ月健診の時に、小児科の先生におへそを見てもらい「問題ないので今日から大人の一緒のお風呂に入っていいですよ」と言われたら、大人と一緒のお風呂に入ってOKです。中にはおへそが乾燥しておらずジクジクしている赤ちゃんもいますが、その場合小児科の先生が消毒をしたり、おへそを薬剤で焼いたり等の処置を行うこともあります。

その際は大人と一緒のお風呂に入る時期について先生に指示をもらいましょう。そして、大人と一緒のお風呂に入れるようになった場合も、お風呂をしっかり掃除すること、綺麗なお湯に入ることができるように一番風呂に入れるようにしましょう。また、一ヶ月を過ぎても、引き続き沐浴を行ってもちろん大丈夫です。

やっと沐浴に慣れてきた頃に、大人と一緒のお風呂に入るという新しいことにチャレンジするのが不安という方もいるでしょう。一ヶ月を過ぎたら、「大人のお風呂に入っても大丈夫ですよ」という意味なので、ママやパパが安全に楽しくお風呂に入れられる方法を選びましょう。

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